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アクティブ・ラーニング日記43 2016.12.14 三浦二三夫 発
学習の創造
最近、2年生の学習への取組が変化してきているなと、感じていた矢先、期待を超える動きを発見してしまいました。12月13日(火)の授業です。
このクラスは、最近2連勝しています(つまり、全員クリアを2回続けて達成しています。)。調子がいいのです。
この日の課題は、「前回書いた5つの根拠から、3つを選び、それぞれに反論を考える。さらに、その反論に再反論する。」というものです。
その学習に取り組んでいるとき、写真のようなノートを見つけました。
これは私がよくディベートの教材研究で使うものです。
この生徒は「日本語は縦書きがよいか、横書きがよいか」という課題を立て、「縦書きがよい」という立場で根拠を5つ考えました。(ここまで前時)
今回は、この5つの根拠から3つ選び、上下に分けた下段に書き並べました。そして、反論の枠、再反論の枠を作り、そこに書きこんでいきます。
ちなみに上段には横書きの意見がちょっと出ていたりします。これは、万一立場を変えたときでも、作り直す必要がありません。上段にも考えたことを記入していけば、まさにディベートの教材研究そのものです。
この写真は、作業途中のものですが、まさに、学習を創造していることだと思います。この生徒は、誰かに指示されたり、教えられたりして作ったわけではありません。その生徒の創造です。
この生徒の後ろの生徒も同じような図表をつくっていましたが「(前に座っている)○○さんのをパクりました」と笑っていました。学習は広がります。